イーグルスネスト

8/9(月)


 ○イーグルスネストツアー
 ○ザルツブルグ市内観光
 ○モーツアルトコンサート

イーグルスネストツアー

 今日のツアーは8時半に迎えが来るとのことだったので、7時には起きて身支度を
整えた。このユースも朝食付きで、朝食はボリュームもあってなかなか良かった。
 イーグルスネストツアーは宿まで送迎してくれるとの事で、昨日の申込み時に宿泊
先を言っておいたのだが、その時点ではまだチェックインを済ませておらず、部屋な
どもかくて員していない状態だったため、ちゃんと来てくれるかどうか若干不安があ
った。そのため、いざというときは自分で集合場所に行けるように少し早めに身支度
を済ませて宿の入り口のところで待っていた。
 すると丁度8時20分頃になって送迎の車がやってきたので、これに乗り込んで
昨日ザルツカングマートツアーに参加したのと同じミラベル広場まで連れて行って
くれた。
 広場に着いてツアーのバスに乗り込むとまだ半分も人は乗っていなかったが、その
うちぞろぞろと人がやってきて出発時にはほぼ一杯になった。客はほとんどが西洋人
の前に行き着いたときには本当に出発する寸前だった。
で、香港人の女の子4人組以外では東洋人は自分だけだった。




 イーグルスネストとは、オーストリアとドイツの国境地帯の山岳地にある別荘跡で
そこには別荘跡が一つある以外にはまあまあ景色の綺麗な山奥にすぎないのだが、
この別荘跡がこの観光の最大の目玉なのだ。
 というのは、この別荘のかつての所持者はあのヒトラーであり、かつて第二次大戦
時にはナチスの高官達もここにはよく訪れいわば第二の司令部があったとされるとこ
ろなのだ。
 よって別荘は今でもかなり堅牢に造られており家具や調度品などは当時を忍ばせる
感がある。戦争中ということもあって全ての部屋が豪華絢爛というわけではないが、
建物の入り口となっているトンネルから部屋に至るまでのエレベーター内部は金一色
のなんとも趣味の悪い造りだ。トンネルは結構奥まであり、トンネル奥のエレベータ
乗り場から山荘のある上までは約  mあるらしい。
 この山荘も第二次大戦末期には連合軍の砲撃により破壊されたものを復元したもの
だそうだ。

 イーグルスネスト自体はドイツ領にあり、ここに行くまでは一旦ドイツ側に入って
から行くことになる。よって、EUが発足する前はここへ行くにはパスポートの携帯
が必須だったが、今はパスポートは必要なく昔国境のゲートだったところを通り抜け
て山地をどんどん上っていく。このゲートまでの道は横をきれいな川が流れていて緑
も多くバイクで走ったならとても気持ちよさそうな感じの道だ。川ではときどき渓流
釣りをしている地元の人の姿を見かけたりもした。

 ツアーバスはそんな感じの道を走って、まずは塩坑跡を観光施設風にした施設に
着いた。今回のツアーはイーグルスネスト以外にもここを対象にしたものもあり、
ここで乗客の何人かはバスを降りた。
 その後、バスは先で述べたゲートを抜けて山間の奥深くに入っていった。さすがに
この辺りまで来ると大分山の上ということもあり景色も良かった。
 バスは大きな駐車場と売店のある所で停まり、ここで全員バスから降りてトンネル
の所までは専用のシャトルバスに乗り換えた。最近は日本でも環境への配慮からか山
間の観光地ではこのように目的地までの観光バスの入場を規制して低排気ガス式或い
は電気式のシャトルバスを走らせているケースを結構みかける。日本の上高地は初導
入した1昨年は結構混乱したそうだが、ここでは皆慣れたもので文句を言う観光客も
なく皆ぞろぞろとシャトルバスに乗り込んでいった。

 バスに乗り込んで10分くらいでイーグルスネストの別荘入口エリアに着いた。と
いっても別荘の入口ではなく、別荘へ向かうエレベータ乗り場へ行くためのトンネル
の入口に着いたというだけで、このトンネルの奥にあるエレベーターで別荘まで行く
ことになる。

   



 トンネルは結構長く、それなりにしっかりした造りとなっていて、有事には軍事用
にも使うことができそうな感じだった。トンネルの突き当たりにあるちょっとした広
場でエレベーターを待って、エレベーターで一気に山頂まで上がった。エレベーター
はまさに支配者のものであるかを象徴するかのような一面金張りでずっと乗っている
と目が痛くなりそうだった。
 上に上がると別荘跡の建物があり、壁に剥製のかかった暖炉のあるゆったりとした
応接間がその中にあった。この別荘も第二次世界大戦で一旦連合軍に爆破されたそう
だ。というのは、ここにはヒトラーはじめその側近達が頻繁に訪れていて、実質ここ
で軍の重要な話し合いがなされることも多かったからだ。いまはそれら破壊された跡
もきれいに復元されて、こうして観光地として多くの人が訪れているが、日本人には
ここはどうもあまりメジャーな観光地ではないらしく、他の多くのグループの中にも
日本人らしき人はほとんど見かけなかった。

   




 ここで説明を聞いて、約45分自由時間となったので、建物を出て、その向こうに
ある山頂の標識の所まで歩いて向かった。天気が良かったこともあり、山頂からの眺
めもとても良く、ここまで来て良かったと思えた。山頂から別荘を見て右手側(オー
ストリア側)は麓の畑などが見えたが、左手側(ドイツ側)は断崖絶壁の山の斜面が
続いていた。山頂付近を歩いたり写真を撮ったりしていると、自分のツアーの客の姿
が見えなくなったので、とりあえず別荘の所に戻って、自分のツアー客を見つけて一
緒にエレベーターでトンネルの所まで戻った。どうやら自分達が一番遅くまで上にいた
らしく、戻ると他のツアー客達がトンネル入口の所で連絡バスを待っていた。

   



 全員揃ったところで連絡バスに乗り込み、山道を下って観光バスの駐車場の所まで
戻った。その後は山を下りて、麓のベルヒテスガーデンという街で昼食タイムとなっ
たが、一人だったので店に入る気にはならなかったので、その辺の売店でホットドック
などを買い食いして昼食とした。バスの集合時間まで時間があったので、街の中心部
を少し歩いてみたが、ここは冬はスキー客の集まる街として結構賑わっていそうな雰
囲気の、雪国を通るときのドライバーの休憩地という感じの小綺麗な街だった。
 その後は、行きにも寄った塩坑跡で行きに降りた観光客を乗せ、一方ここに寄る
観光客はそのまま降ろして、ザルツブルグの街に戻った。街に戻ったら丁度昼過ぎで、
そのまま街の中心の旧市街の辺りの観光に出かけた。

   



 旧市街に入ると道は観光客で溢れており、音楽祭ということもあって今がこの街は
観光真っ盛りシーズンであることが伺えた。旧市街の狭い道を左手に進んでいくと少
し大きな広場に出た。ここには中央に馬の像から成る噴水があり、この近くにエンタ
メ関係のチケットを売っているプレイガイドがあった。窓口を見てみると現在行われ
ている音楽祭のチケットっを売っているということだったので値段を聞いてみたが、
一番安い席で186ユーロ(約¥27000)というとんでもない額だったので諦め
てホーエンザルツブルグ城内で行われるクラシックコンサートのチケットを購入した。
 ここは西側の国でエンタメ関係のチケットは高いことは知っていたが、それにしても
186ユーロは酷い。オペラにそんな値段を払うなんてとても考えられない。私の場合
旧ソ連や東欧で安い値段でオペラやバレエを見ているので尚更そう感じた。それに、無
理してチケットを買っても、昨晩のタキシードやドレスばかりの人達を見ているので服
装の点で浮いてしまうのは明らかだ。


   




 プレイガイドを出て再び旧市街を見てまわっていると、丁度モーツァルトの育った
家の博物館が目に入ったのでそこに入ってみた。そこにはモーツァルトが子供の頃に
使っていた家具やピアノなどが展示されていて、それなりに余裕のある生活をしていた
のだというのが見て取れた。モーツァルトは後にウイーンにも住んでいたが、このザル
ツブルグで最も多感な少年時代を過ごしたのだ。早くからその才能を世間に認められ
ていた天才モーツァルトは37歳でこの世を去ったが、このような天才はやはり短命
なことが多いのだろうかなどと考えながら博物館を見学していた。

           


 博物館を見終わって次に行ったのはザルツブルグのシンボルであるホーエンザルツ
ブルグ城だった。この城は旧市街のすぐ裏の高台上に街を見下ろすかのように建って
いるザルツブルグの街のまさに中心というべき建物だ。城まで行くには急斜面の坂道
を上らなければならないが、さすがに観光地らしく上まで行くケーブルカーが設置さ
れていてケーブルカーで上る事が出来る。ザルツブルグカード(1日パス)を使えば
このケーブルカーも無料で乗れるが、さすがに無料となるのは1回のみに制限されて
いる。

 城は昔の城跡という感じで中の展示物もあまり印象に残るものはなかったが、さすが
に高台ということで、城からの眺めがとても良かった。城から街を眺めて見ると、オ
ーストリア第二の都市である割には街全体はそれほど大きくはなく、周りを山に囲ま
れた盆地に発達した古都という感じ(日本で私の知っている街では、かなりスケール
が小さくなるが、岡山県の津山のような感じ。もちろん、津山よりははるかに都会な
のだが)の街に思えた。
 その後は一旦街に降りて、サウンドオブミュージックの舞台となったミラバル公園
を見に行った。この公園は公園自体はそれほど大きくはないが、整備された美しい庭
園があることで有名だ。庭園は確かに美しく、映画のロケなどにうってつけだと思え
た。


コンサート

 夕方になってコンサートの時間となったので再び旧市街に戻ってケーブルカーでホ
ーエンザルツブルグ城に行った。コンサートは城内の中程度の大きさのホールで行わ
れるもので、観光シーズンということもあってかほぼ満席に近かった。ホールと言っ
ても昔はここでパーテイなどを開催していたんだろうなという感じの、観劇専用のホ
ールでないこともあって、席は椅子を並べた席で昔ウィーンでEさんと一緒に見たコ
ンサートと良く似ていた。さすがに古い建物ということで冷房は入っていなかったが
高台にあるので窓を開けていれば風が入ってくるのでそんなに暑いとは感じなかった。
 コンサートはモーツァルトのコンサートというだけあって、モーツァルトの有名曲
が中心の編成だった。客には日本人も結構いたが、モーツァルトの曲は日本人にも馴
染みのあるものが多いのでみんなそれなりに楽しんでいたようだった。途中休憩を挟
んで最後にアイネクライネナハトムジークを演奏した後、アンコールで1曲だけやっ
てお開きとなった。奏者はさすがに上手かったが、それなりの年齢の人が多かったの
で一応どこかの楽団に所属しているプロなのだろう。

 城を出る頃には完全に真っ暗になっていたが、帰りはケーブルカーには乗らずに坂
道を歩いて降りた。下まで降りるとさすがに人は少なくなっていて、開いている店も
少なくなっていた。少し腹は減っていたがあまり沢山食べたくはなかったのでファー
ストフード店を探して歩いていたのだが、見つけられずに結局駅まで行って駅の横の
ファーストフード店で遅い夕食を取って宿に戻った。



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